| 出力名 | 説明 | 備考 |
|---|---|---|
hw: |
デバイスへダイレクト出力 | 音量変換なし、SRC (サンプリングレートコンバーター) なし、排他モード。MPD などがデバイスを占有してると他のアプリは音を出せない。サンプルレート・チャンネル数・ビット深度など完全一致しないと鳴らない。ビットパーフェクト性が高い反面、相性問題が出やすい |
plughw: |
デバイスへ自動フォーマット変換して出力 | サンプルレートやビット深度を変換して出力。アプリの出力フォーマットとデバイス (DAC 等) が合ってない時の橋渡しをできる。反面、ビットパーフェクト性が低い |
default |
ALSA の標準出力 | とりあえず音が出ればなんでもいいとき。ALSA の設定次第で挙動は変わる |
sysdefault |
ALSA の内部既定出力 | plughw: 相当で、特にこだわりがないなら無難 |
dmix |
ソフトウェアミキサ | 複数アプリの出力を合成できる。当然、SRC 等の介入あり |
dsnoop |
複数アプリで同時キャプチャ | 出力ではなく入力(録音)用 |
null |
音を捨てる | デバッグ・無効化用途 |
| mixer_type | 説明 | 用途 |
|---|---|---|
software |
MPD が内部で音量をデジタル処理 | ハードウェアミキサを持たない安価な DAC で、音量 100% のときはおよそビットパーフェクトにしつつ、必要なときには音量を弄れる実用的な折衷案 |
hardware |
ALSA のハードウェアミキサ使用 | ハードウェアミキサを内蔵した高級な DAC やプロ向けのオーディオインターフェースで使う時 |
none |
なんもしない | 何も手を入れたくない時 |