| status | titie | version |
|---|---|---|
working |
OBS Studio 利用ノート |
32.0.1 |
第一の目標はデスクトップのビデオキャプチャーとする。これは容易い。
第二の目標はドラクエ 11 のキャプチャーをまともに行うアプリケーション構成を見出すことだ。
OBS Studio を Windows 10 環境にインストールしたときの流れを要約しておく。
インストールは winget で行うのが最善であると信じる:
winget source update
winget install -e --id OBSProject.OBSStudio更新するのは winget update --all で済ませる。ただし、次のアプリケーションを終了させておく必要がある:
- DeepL
- Sleipnir
メニューから File-->Settings を選択して Settings ダイアログを開き、いったん最低限の構成をしておく。デスクトップ収録が成功したのを確認したら、ゲーム収録用の構成を追加的に行う。
TODO: 下の一覧で ? を付けた項目の動作を確認する。
GeneralLanguageをEnglishに変更する。人気フリーソフトは UI を英語にせずに利用していると調べ物のときに支障が出る。Hide OBS windows from screen captureをオンにする。
Output: このページの構成がいちばん重要Output ModeがSimple Modeの場合Recording Pathを編集作業に適したフォルダーに変更する。Video Encoderの値は PC に強く依存する。Hardware (QSV, H.264)に変更する。Replay Bufferをオンにする。
Output ModeがAdvancedの場合RecordingタブType:StandardRecording Pathを編集作業に適したフォルダーに変更する。Recording Formatは諸説ある。.mkvにしておいて、後で.mp4に remux する説がある。Video Encoder:x264もしくはQuickSync H.264らしい?Rate Control:CBRBitrate: 6000 kbps?Keyframe Interval: 2?CPU Usage Preset:faster; 実際に収録して出力ビデオの品質を比較して値を決めろ。
AudioタブAudio Bitrate: 使用トラックすべてに対して値を設定する。128 説と 320 説がある。
AudioSample Rate: 使用するマイクのそれに合わせる。Channels:Stereo
VideoOutput (Scaled) Resolutionを都合の良い寸法に変更する。ファイル容量を節約したい。Downscale Filter:Lanczos (Sharpened scaling, 36 samples)Common FPS Values:30か60のどちら?
HotkeysStart recordingとStop recordingに何らかのキーバインドを設定する。このキーの決め方が難しい。他のアプリケーションと衝突しないようにしろ。
AdvancedProcess Priority:Above NormalRenderer:Direct3D 11Code Format:NV12Color Space:Rec. 709Color Range:FullFilename Formatting文字列にフォルダーセパレーターが使用可。
まず Quick Start Guide にある Get Started in 5 Easy Steps を素直に実践する。
Auto-Configuration Wizard は初回起動時に必ず出現する。メニュー Tools に起動項目があるので、後から修正することが可能。
Optimize just for recordingを選択する。Base ResolutionやFPSは初期値でかまわないと思われる。重いようなら緩くする。
次にチュートリアルを実施するのが良いと思われる。三つ用意されているうちの二つでいい:
これらの段階で画面レイアウトの構成要素である Scene と Source の考え方を習う。デスクトップの撮影が目的なので、次のものは必修だ:
| Source | Description |
|---|---|
Display Capture |
デスクトップ全域を撮影する場合に必ず用いる |
Game Capture |
おそらくドラクエ 11 などのタイプのウィンドウを撮影するのに用いられる |
Window Capture |
ウィンドウ単体を撮影するための汎用 Scene と解釈できる |
ほんとうにデスクトップを撮影する用途ならば、ワンシーンに Display Capture 一丁で十分だ。デスクトップのようすを単に収録するための専用 Scene を一つ作っておき、いつでもそれを再利用できるように仕込むことにする。この専用 Scene は Source を後述する Display Capture しか含まない。
余裕があれば Video Capture Source を使えるようにしておく。Zoom 会議などで利用しているカメラの構成があれば、同じものを OBS Studio に認識させられる。
その他の sources は単色矩形、テキスト、画像、音声、ビデオなど、再利用が効く状態の資源だ。
Scene は Sources の集合でしかない。これから制作するビデオのレイアウトを定義するものだ。
基本的な仕組みは Sources Guide から確認可能。
TODO: 次の sources が探険不足:
GroupScene
乱暴に述べると、一つの Scene が Sources を資源の許す限り任意の数だけ含むことが可能だ。
それぞれの Source は矩形一つが代表する。この矩形はドローイングソフトのそれのような属性を有する。矩形の配置を変更するためのコマンドがあり、工場出荷設定で次のキーバインドが割り当てられている:
| Keybind | Command | Behavior |
|---|---|---|
| Ctrl+End | Move To Bottom | Z 順序を天井(手前)に |
| Ctrl+Home | Move To Top | Z 順序を床下(奥)に |
| Ctrl+↑ | Move Up | Z 順序を一つ上(手前)に |
| Ctrl+↓ | Move Down | Z 順序を一つ下(手前)に |
| Ctrl+D | Center to Screen | 矩形を中央に移動(寸法不変) |
| Ctrl+E | Edit Transform | 矩形に対する座標変換を手動で入力 |
| Ctrl+F | Fit to Screen | 矩形を画面いっぱいに伸縮する(縦横比不変) |
| Ctrl+R | Reset Transform | 矩形を初期状態に復元する |
| Ctrl+S | Stretch to Screen | 矩形を画面いっぱいに伸縮する(縦横比が変化) |
次のいずれかの方法により、Source の矩形を部分矩形に切り取ることが可能:
- Edit Transform コマンドで部分を指定する
- Alt を押しながら Source 枠をドラッグする
Audio Mixer Guide を読んで Audio Mixer の使い方を習得しろ。
- 音量スライダーバーのことを fader と呼ぶ。このツマミで調整した結果が dB 表記される。
- 赤に調整するのは避けろ。不快な音になる。
- 黄には人間の声(おそらく機械生成でない音すべてだと解釈できる)を含める。
- 緑には人間の声以外のすべての音(機械生成音の意と思われる)を含める。
- スピーカーアイコンはミュート on/off を切り替える。音量メーターの色が消える。
- 音量メーターを構成する細い色付き棒一本がチャンネル一つの音量を示す。
音量調整が難しい理由は、音源と OBS Studio の両方に音量調整制御があることだ。音源側をキッチリ調整するのが望ましいらしい。
デスクトップの収録が目的である場合、フィルターの知識は必要ではない。おもしろいので見ておく。
- グリーンバック素材を扱うには
Chroma Keyを適用する。説教猫の素材にはこちらを用いる。 - グリーンバック部分の塗り方によっては
Color Keyのほうが効くかも? ScrollをTextSource に適用すると HTML におけるmarquee要素のような効果を得られる。
- メニューから
File-->Show Recordingsを実行すると、生成物保存フォルダーを示した Windows Explorer が開く。