LMVに関連した設定手順等のコマンドを掲載します。
Ubuntu 18.04 LTS にて検証した手順になります。
※「{{ }}」にて囲まれている部分は変数を表します(Jinja2などのテンプレートエンジンでもレンダリング可能なようにしてあります)。
以下の作業の流れで構築します。
1.物理ボリューム作成(pvcreate)
↓
2.ボリュームグループ作成(vgcreate)
↓
3.論理ボリューム作成(lvcreate)
↓
4.論理ボリュームにファイルシステム作成
↓
5.作成したファイルシステムのマウント
-
lvm コマンドの存在確認
$ lvm version -
物理ボリュームの作成
ここでLVMに組み込むデバイス全てに対してpvcreateを実行$ sudo pvcreate {{ Device1 }} $ sudo pvcreate {{ Device2 }} ...もし、
Device {{ Device1 }} excluded by a filter.と表示される場合は以前作った
パーティションが残っているので、パーティションテーブルを消去$ wipefs -a {{ Device1 }}その後、
pvcreateを再度実行 -
作成した物理ボリュームの確認
$ sudo pvdisplay $ # sudo pvscan <- 簡易版 -
ボリュームグループの作成
$ sudo vgcreate {{ VolumeGroup }} {{ Device1 }} {{ Device2 }}... -
作成したボリュームグループの確認
$ sudo vgdisplay -
論理ボリュームの作成
$ sudo lvcreate -l 100%FREE -n {{ LogicalVolume }} {{ VolumeGroup }}実容量を指定したい場合は
-Lオプションで指定$ sudo lvcreate -L 100G -n {{ LogicalVolume }} {{ VolumeGroup }} -
作成した論理ボリュームの確認
$ sudo lvdisplay -
ファイルシステムの作成
例として、ext4でフォーマット$ sudo mkfs.ext4 -L {{ VolumeLabel }} /dev/{{ VolumeGroup }}/{{ LogicalVolume }} -
マウントする
$ sudo mount -t ext4 /dev/{{ VolumeGroup }}/{{ LogicalVolume }} /mnt
(工事中)
-
論理ボリュームの拡張
$ sudo lvextend -l 100%FREE /dev/{{ VolumeGroup }}/{{ LogicalVolume }}実容量を指定したい場合は
-Lオプションで指定$ sudo lvextend -L 100G /dev/{{ VolumeGroup }}/{{ LogicalVolume }} -
ファイルシステムに反映
$ sudo resize2fs /dev/{{ VolumeGroup }}/{{ LogicalVolume }}