(2020.01.11追記)
Pypy 7.3.0からインストール方法が大幅に変更されたので、公式の説明に従って、ディストリビューションに応じた方法に従うのを推奨します。
https://pypy.org/download.html
(2019.03.12更新)
Ubuntu 18.04 Desktop 64bitでpypy3を使えるようにします。条件は次の通り:
- 普通のPython(CPython)と共存する
- pypy3はユーザーのホームの
~/opt/ディレクトリの下に(非管理者権限で)インストール - pipやダウンロードしたライブラリも
~/opt/の下に - pipでインストールしたスクリプトが実行できるように、
~/opt/の下のpypyのbinディレクトリにパスを通す - pypyのpipは
pypy3 -m pipで利用するものとする
(注意) このページの方法でインストールした場合、pypy3のpipはsudoを付けずに実行してください。例:
pypy3 -m pip install colorama
もし~/optが存在しないなら作成する。
cd ~
mkdir opt
pypy.orgのダウンロードページhttp://pypy.org/download.htmlから、
Linux x86-64 binary (64bit, built on Ubuntu 12.04 - 16.04) (see [1] below)をダウンロードする。
(ここでは、ダウンロードしたファイルをpypy3.5-v7.0.0-linux64.tar.gzとします。
以降の説明はダウンロードしたファイルにあわせて読み替えてください。)
ダウンロードしたpypy3.5-v7.0.0-linux64.tar.gzを~/opt/の下に展開する。
ファイル~/opt/pypy3.5-v7.0.0-linux64/bin/pypy3が存在することを確認する。
パスが通ったディレクトリ、例えば、~/binにシンボリックリンクを作成する。
cd ~/bin
ln -s ../opt/pypy3.5-v7.0.0-linux64/bin/pypy3 pypy3
確認: pypy3と叩けば起動できるか確認する。
cd
pypy3
pypy公式の説明に従って、pipとwheelをインストールする。
pypy3 -m ensurepip
pypy3 -m pip install -U pip wheel
確認:
成功すれば、ディレクトリ~/opt/pypy3.5-v7.0.0-linux64/binにpipやpip3, pip3.5などのコマンドが置かれています。
コマンドラインからpipが利用できるか確認するには、
pypy3 -m pip
(繰り返しになりますが、このページの方法でインストールした場合には、 sudoを付けずに 実行してください)
ディレクトリ~/opt/pypy3.5-v7.0.0-linux64を削除する(pypy3 -m pip installでインストールしたライブラリもこのディレクトリの下にあります)。